「有吉の世界同時中継」のベトナム撮影を担当しました — 地上波ロケの機材と裏側

世界の国々を中継で旅する新感覚の旅番組、テレビ東京「有吉の世界同時中継〜今、そっちってどうなってますか?〜」。2022年6月9日放送回のベトナム撮影パートを、VINEPROが担当しました。
内容は、ベトナムにあるニトリの工場で働く社員の方への密着撮影と、日本のスタジオと現地をリアルタイムでつなぐ生中継。地上波の海外ロケがどう作られているのか、実際に使った機材と一緒に現場の裏側を紹介します。
密着パートの機材
工場で働く姿から寝起きまでを追いかける密着パートは、この構成で撮りました。
- カメラ: Sony FS7 Mark I
- レンズ: Sony FE 16-35mm F2.8 GM
- ピンマイク: Sennheiser Wireless Evolution G3
- 寝起き用の定点カメラ: GoPro Max
- 三脚: ゴリラポッド
- 日本との中継用スマホ+アタッチメント

日本との中継はスマホのZoom接続。「収録カメラ」と「連絡用の中継」を1つのリグにまとめることで、カメラマンが1人でも番組側とやりとりしながら撮り進められます。

生中継パートの機材と工夫
密着とは別日に、日本のスタジオと結んだ生中継も実施しました。リポーターが持つ機材はこちらです。
- カメラ: GoPro 10 / GoPro Max の2台
- スマホ+3台まとめて持てるリグ
- ピンマイク: Sennheiser Wireless Evolution G3 ×2
- GoPro給電用のモバイルバッテリー+アタッチメント

生中継で一番怖いのは、機材が止まることです。GoProは長回しするとバッテリーと熱暴走が課題になるため、モバイルバッテリーからの常時給電に切り替えて、放送中に止まらない構成にしました。カメラを2台積んでいるのも同じ理由で、生放送は「止まったら終わり」なので、電源と画の両方に保険をかけています。
海外と日本を中継でつなぐときに大事なこと
機材よりも大事なのが、実は現地側の段取りです。
- 回線の事前テスト — 中継場所の回線を事前に確認し、モバイル回線のバックアップも用意する
- 現地との調整 — 工場での撮影許可や被写体の方との段取りを、現地語でスムーズに進める
- 日本側の進行に合わせる — 時差を踏まえてスタジオの進行表どおりに現地を動かす
この調整ごとまで現地で完結できるチームがいるかどうかで、海外中継の成立難易度は大きく変わります。VINEPROは撮影だけでなく、この「現地の段取り」ごと引き受けています。
テレビ番組・制作会社の方へ
本件は、ロコファクトリー様からお仕事のご紹介とコーディネートをいただいた案件です。
VINEPROはベトナム現地の制作会社として、地上波番組の中継撮影・密着ロケの実績があります。企画段階のロケハンから撮影許可の取得、撮影・中継・編集まで、カメラマン1名の小規模ロケからフルクルーまで対応できますので、ベトナムでの撮影をお考えの際はお気軽にご相談ください。
