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ベトナム人向けPR・インバウンド動画の作り方 — 100万再生のショートドラマから分かった3つのこと

ベトナム人に届く動画を作るなら、答えは先に言ってしまうと「日本向けに作ったPR動画をベトナム語に翻訳する」ではなく、「最初からベトナム人が見たい物語として企画する」です。VINEPROはベトナム人向けのPR動画でKOLタイアップ500万再生、ショートドラマ広告100万再生(エプソムソルト篇)・70万再生超(ハイマッチ篇)を記録しています。数字そのものより大事なのは、その再生データを通してベトナム人視聴者の反応を見続けてきたことです。この記事では、訪日観光客向けのインバウンドPR、在日ベトナム人向けの集客、ベトナム市場向けの商品PRに共通する「届く動画」の作り方を、自社の制作データから解説します。

なぜ翻訳しただけの動画は届かないのか

日本向けに作ったPR動画をそのままベトナム語字幕にして出す——インバウンド動画で一番多い失敗がこれです。理由は単純で、ベトナム人が反応する「面白い」「泣ける」のツボが日本と違うからです。日本の視聴者に刺さる静かなトーンやナレーション主体の構成は、ベトナムでは最初の3秒で離脱されます。

ベトナムのSNSで伸びる動画には、はっきりした型があります。家族の情を描いたドラマ、テンポの速いコメディ、そして食。VINEPROが自社TikTokチャンネルで制作してきたショートドラマも、100万再生を超えたものはすべてこの型に乗っています(ショートドラマ制作の解説記事)。届く動画を作る第一歩は、企画の段階でこうしたベトナム人の好みを押さえておくことです。

1. ベトナム人に届く企画 — ベトナム人が好きなジャンルを押さえて作る

ベトナム人に最も支持されるジャンルは、家族ものとコメディです。VINEPROは自社チャンネルでショートドラマを作り続けてきたので、ベトナム人視聴者がどんな展開に反応するかを、再生数とコメントの実データで見続けてきました。企画はその好みと趣向の上に組み立てます。

エプソムソルト篇は家族ものです。反抗期の息子とバインミー屋を営む母親の物語に、入浴剤を「親孝行の贈り物」として組み込みました。商品が感動を運ぶ役になっているので、視聴者は広告として見ていません。結果が100万再生で、コメント欄には物語への共感が並びました(エプソムソルト篇のシナリオ解説)。

エプソムソルト篇(家族もの・100万再生)

ハイマッチ篇はコメディです。テンポの速い掛け合いで商品を見せ、70万再生を超えています。どちらも台詞はベトナム語、字幕はネイティブのベトナム人スタッフが書いています。翻訳ではなく、最初からベトナム語で書かれた台詞であることが、視聴者の違和感をなくします。

ハイマッチ篇(コメディ・70万再生超)

インバウンドの文脈でも考え方は同じです。観光地や商業施設のPRを「施設紹介」として作るのではなく、ベトナム人の家族が日本を訪れる物語、あるいは在日ベトナム人の日常に起きるコメディとして作る。視聴者が「自分ごと」として見られる形にしてから、施設や商品を登場させます。

2. ベトナムに影響力のあるKOLを起用する

企画が良くても、最初の再生を作るのはキャスティングです。VINEPROは、ベトナム国内と在日ベトナム人コミュニティの両方に影響力のあるKOL(インフルエンサー)を起用できます。エプソムソルト篇で起用したベトナムくんは、TikTokフォロワー100万超のクリエイターです。

KOL起用で重要なのは「フォロワー数」より「文脈」です。エプソムソルト篇では、ベトナムくんに「バインミー」のイメージが強いことから、舞台をバインミー屋に設定しました。彼が登場する必然が物語の中にあるので、ファンにとって違和感がなく、広告臭も出ません。起用するKOLに合わせて脚本側を調整する——これがVINEPROのキャスティングの進め方です。

在日ベトナム人向けの集客では、日本在住のベトナム人クリエイターの起用が効きます。VINEPROには所属KOLがおり、理容室タイアップで500万再生、日本食レストランの来店PRで100万再生の実績があります(KOLタイアップPRの実績)。どのKOLが合うかは、届けたい相手が訪日客なのか、在日ベトナム人なのか、ベトナム国内なのかで変わります。案件に応じてご相談ください。

3. ベトナム人の感覚 × 日本品質で仕上げる

「ベトナム人の心に刺さる内容」と「日本のクライアントが納得する映像品質」は、別々のチームで作ると両立しません。VINEPROの撮影クルーは日本人とベトナム人の混合チームです。企画と台詞はベトナム人スタッフの感覚で作り、撮影・画づくり・編集・納品管理は日本人スタッフが日本品質で行う。同じ現場に両方がいるから、ベトナム人の心に刺さる内容を日本品質で仕上げられます。この体制があるから、日本企業がベトナム人向け動画を安心して発注できます。

役者の層も厚く、ショートドラマの役者オーディションを定期的に開催しています。直近の募集には200人の応募がありました(オーディションの記事)。家族ものに必要な「お母さん役」「おじいちゃん役」、コメディに必要なテンポの良い芸人まで、ベトナム語で演技できる役者をキャスティングできます。

用途別:どんな動画になるか

訪日観光客向けのインバウンドPR — 観光地・商業施設・ホテル・飲食店のPR。ベトナム人の家族や友人グループが日本を旅する物語として作り、施設を物語の中で体験させます。配信はTikTokとFacebookが中心になります。ベトナムではFacebookが今も主要SNSなので、日本の感覚でTikTokだけに絞らないことが大切です。

在日ベトナム人向けの集客 — 日本国内の店舗・サービス・人材系企業のPR。在日ベトナム人の日常を舞台にしたコメディが相性よく、KOLの来店PRと組み合わせると店舗集客に直結します。

ベトナム市場向けの商品PR — 日本企業がベトナムで販売する商品のPR。エプソムソルト篇・ハイマッチ篇がこの型です。商品を物語の必然として登場させるショートドラマ広告が、広告費に頼らずオーガニックで伸びます。

制作の流れと費用の考え方

進め方は、届けたい相手(訪日客・在日ベトナム人・ベトナム国内)の確認→目的に合わせた物語の企画→KOL・役者のキャスティング→ベトナム語での脚本→撮影・編集→投稿・分析、という順番です。企画から投稿まで一貫して担当します。

費用は、KOLを起用するか、役者を何人使うか、撮影が日本かベトナムか、配信運用まで含めるかで変わります。目安の考え方は動画制作の費用ガイドにまとめています。ベトナム人向けPR・インバウンド動画の概要はトップページにも掲載しています。まずは届けたい相手と目的をお聞かせください。そこから企画をご提案します。

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